自然派イギリス菓子のダダダックは、ハリーポッターに登場するイギリスの伝統的なお菓子やお料理をご紹介しています
Teatime

せみの声と共に、サマーホリデーの季節がやってきました!
そんな心浮き立つ季節が目前の7月7日にロンドンで起きた同時爆破テロでは、たくさんの市民が犠牲になりました。ロンドンを走る地下鉄やダブルデッカーに熱い思い出のある私としては、なんとも嫌な気分の7月でした。

Episodo.9 これがハリー流?イギリス風サマーホリデーの過ごし方

テロでまだ騒然としていた7月13日には、ハリーポッターシリーズの第6巻が、イギリスをはじめとする世界中で予定通りに発売になり話題になりましたね。テロなんかに屈せず、予約していた本を予定通りに本屋さんへ開店時間きっちりに買いに行く、ポーカーフェイスのイギリス国民の姿が目に浮かびました。

ハリーポッターシリーズも次作はいよいよ最終巻です!あ〜、早く読みたいけど、読みたくないような、そんな気持ちがするのは私だけでしょうか?(まだ6巻も読んでませんが・・・)原作者であるJ.K.ローリングさんは、最終巻を書いた後は、もう二度とファンタジーは書かないと、インタビューで話していましたっけ。

先月少しふれたシリーズ第4作目の映画、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」は、11月下旬に公開予定だそうです。

さて、今月のコラムでは、「これがハリー流?イギリス風サマーホリデーの過ごし方」についてお話したいと思います。

私たち日本人にとっては、涼しい場所で優雅な時を過ごす、というのが理想ではないでしょうか?
ところが、イギリス人にとってのサマーホリデーは少し異なります。
イギリスでは一年を通してどんよりとした曇り空で、ハッキリしないお天気。お陰に冬はと〜っても寒くて長いので、冬の行事はクリスマスを除いてあまりありません。ですからイギリス人は、青い空とふりそそぐ太陽が大好きなのです!

イギリスから夫の両親が来日した時も、観光名所や日本料理よりまず真っ先に、「日本の青い空ってすばらしいわ〜!」と、空を見上げて感動していたという記憶があります。ですから、さあ夏がやって来た〜!と同時に海辺に行きたくなるのがイギリス人の本能で、太陽電池のごとく、「一年分の太陽を吸収してやるぞ〜!」と意気込んで、1〜2週間の休みをとり、国内の海辺の町や、フランスやスペインのリゾート地に出かけるのです。(もちろん、中には例外の方もいると思いますが、一般的にイギリス人は積極的に日光浴を行います)

ハーマイオニーも、第3巻「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で、歯医者である両親と一緒に、フランスで休暇を過ごしていましたね。きっと、シーフードを食べたり、ビーチに寝そべったりしていたんでしょうね。

イギリスは日本と同じく島国ですので、海辺のリゾート地は、数え切れないほど存在します。北部のブラックプール、東部のグレイトヤーマス、北東部のスケッグネス、南部のブライトンや、ボーツマス、南西部のトーキー、ニューキーなどがその代表です。
私が訪れたことのある海辺の町は、ロンドンから電車で南に一時間ほどのブライトンと、大魔女さん(義母)の住むイギリス南東部に位置する、シェリンガムとクローマーです。どの町でも、海まで延々と続く急な坂道を歩いた記憶があります。

海までの道には、捕れたての新鮮なカニやロブスターなどを売るお店や、レストランやパブ、ゲームセンターやおみやげ物屋さんが軒をつらねています。有名な大規模リゾート地では、なんと、海のすぐ側にプレジャーランドと呼ばれる遊園地が併設されているので、イギリスの子供達は、一日中海で泳いだり、ジェットコースターに乗ったりするそうです!変わった組み合わせですが、一年中で一番良い気候の時期に、思いっきり楽しんじゃえ!という感じですよね。
さらに、日本と大きく違うのは、ほとんどのリゾート地に、海に浮く?豪華な劇場があることです。私も最近まで知りませんでしたが、海岸から遊歩桟橋が数十メーターほど海へと続いていて、その先に、ビクトリア風のなんとも豪華な劇場があるんです。120〜130年ほど前の豪華絢爛なビクトリア王朝時代に、海辺に劇場を造るというアイデアが生まれ、次々と建てられたんだそうです。海に浮く?劇場では、夏の間中、マジックショーやコンサートなどが行われます。日が沈むと、ピア全体にイルミネーションが点灯され、大魔女さんいわく、とっても幻想的で魔法的でため息が出るそう。日本でもぜひやってほしいですね。

◆新鮮な魚が豊富な海辺の町で食べるフィッシュ&チップスはやはり格別!今月のレシピはイギリスの代表料理「フィッシュ&チップス」です。

海に浮く?劇場
遠くに見えるのが海に浮く(?)劇場
イギリス風サマーホリデー
夏が短いせいでイギリス人は青い空とふりそそぐ太陽が大好き!