自然派イギリス菓子のダダダックは、ハリーポッターに登場するイギリスの伝統的なお菓子やお料理をご紹介しています
Teatime

この冬は例年以上に寒く、雪の多い厳しい冬になりましたね。さらに今年は灯油も高く、うちの暖房費もびっくりするくらいかかって困っています。
さて、今回はイギリスと日本の暖房設備の違いをご紹介しましょう。

Episodo.15 イギリスの暖房は快適なのだ!

先日、近くの高校で行われた地域の先生方の集まりに、魔女の私がゲストとして招かれました。
人前で話すのはと〜っても苦手なので、何度も繰り返しお断りしたんですが、えさにつられ承諾してしまった私・・・(えさが何かわかった方は、かなりのダダダックマニアかも(^_^;)
前半は、イギリスと日本の文化や生活習慣などについて、そして後半は、どうやってイギリス人の夫をゲットしたかなど、ワイドショーの記者会見か?と首をかしげたくなりような質問を次から次へと浴びせられ、少しとまどった私でした。

そんな中、とても盛り上がったのは、イギリスの暖房設備のすばらしさについてでした。

近くの高校に勤めるイギリス人の先生(通称・白馬の王子)のお話も色々と聞けたんですが、王子によると、日本に来て驚いたことは、日本の冬の厳しさだそうです。
「日本の夏ってとっても暑いから、日本の家屋って風通しがいいように建てられていると思うんだ。だから、日本の家って冬はとっても寒いんだよね。僕のカナダの友人なんて、カナダの冬(気温マイナス20℃)よりも、日本の冬の方が寒さを感じるって言ってるよ。」
「うひょ〜!」と、場内にどよめきが!

そうか!なるほど!

日本って四季がはっきりしていて、世界一メリハリがある気候だそうですが、裏を返せば、夏と冬の気温差が激しいということ。夏はカンカン照りの太陽、冬は底冷えの寒さ、そして雪!そんな気候にぴったりの家を建てるなんて至難のワザですよね。
ちなみにイギリスは、暖房設備は完璧ですが、夏は日本ほど暑くならないので、クーラーはほとんど見かけません。

さて、そんなイギリスの暖房設備ってどんな物なのか、ここで紹介したいと思います。

イギリスと言えば、一年中どんよりした曇り空で、冬は寒すぎて、雪の代わりに氷の固まり(ヒョウ)が降ってくるような気候。 「寒がりのくせに寒いイギリスなんかによく住んでたねぇー」って、よく言われるんですが、イギリスでは、どこの家でも暖房がぽかぽか効いていて、そう寒さを感じないんです。

日本の家庭や学校では、寒くなるとストーブのスイッチを入れて、部屋や教室を暖めるというのが基本ですが、イギリスでは、家や学校の隅々に、セントラルヒーティングと呼ばれる物が設置してあります。

つまり家全体が暖かいので、部屋を出てトイレに行く時もぽかぽか、食事を終えて自分の部屋に行く途中の廊下もぽかぽか。家全体に暖房を入れないことには、寒すぎてどうしようもないっていう位に寒いからなんですけどね。(笑)

そのセントラルヒーティングとは、厚さ10センチ程の白い鉄板みたいなもので、家のいたる所にあります。
例えば、玄関に一つ、玄関からキッチンまでの廊下には、2メートルくらいのものが一つ、キッチンの隅に一つ、リビングの壁には3メートルくらいのもの、寝室には1メートルくらいのものが二つ、バスルームの壁にも一つ・・・と、数え出したらきりがないんですが、こんな風に、イギリスの家には白い鉄板がいたる所に設置されています。
この鉄板同士は白いパイプでつながれていて、外にある特大湯沸かし機で沸かした熱湯がそのパイプを通り、家中の鉄板目がけて流れ込むという仕掛けになっています。

鉄板の中に熱湯が流れ込み、家中を暖めるというなんとも原始的なんだけど、とっても心地よい暖かさで、ストーブでもなくファンヒーターでもないので、においもないし、音もしません。 白い鉄板は、もちろんとっても熱いんですが、火傷する程の熱さでもなく、タオルや濡れた物をかけておくと、あっという間に乾くので、乾燥機の役目も担っていて、イギリス人にとって、なくてはならないとても大切な物です。質素堅実なイギリスらしい暖房器具で、光熱費も安くつくそうですよ。

例年以上に厳しいこの冬の寒さに「日本にもセントラルヒーティングがあったらなぁ〜」深く深く思った魔女でした。

セントラルヒーティング
ちょっと見にくいですが、ドアの内側に見える白いパネルがセントラルヒーティング。これが家のいたるところにあります。