| 自然派イギリス菓子のダダダックは、ハリーポッターに登場するイギリスの伝統的なお菓子やお料理をご紹介しています |
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私事ですが、年末のお引っ越しや無理がたたり、しばらくの間、棺桶の中で冬眠しておりました。(ドラキュラか?!)
冬眠から目覚めてからは、かぼちゃ列車に揺られてお花見に行ったり、デパ地下巡りをしたりと、マグルに混ざって楽しませていただいたのですが、どうもスリルに欠けるわ・・・と思っていたところ、スカパー・ミステリーチャンネルで、アガサ・クリスティの映画特集をやっている事を知りました。
Episodo.23 ロンドン時代のスネイプ教授のボスの正体と、イギリスと南アフリカの知られざる関係 |
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それがきっかけで、15年振りに南アフリカが舞台になっている「茶色の服の男」という作品を読みました。 南アフリカは、2010年のサッカー・ワールドカップの開催地として、またこの国についての映画が話題になったりと、観光地としてもにわかにもてはやされてきていますので、一足お先にコラムで採り上げてみることにしました。 かれこれ15年ほど前の事ですが、スネイプ教授ことうちの夫は、ロンドンにある小さなふるーいホテルに勤めておりました。(イギリスの建物はみんな古いので改めて言う必要ないかも) お家賃を払いに行くたびに、ケン氏のなが〜いおしゃべりにいつも耳を傾けていた私。ケン氏もケン氏のご先祖さんもみんなイギリス人ですが、一昔前の南アフリカは、ダイアモンドや金がたくさん埋まっている未開拓の夢の国でした。ケン氏のファミリーもおそらく南アフリカに夢を求めて渡ったのでしょうね。ケン氏は、船乗りとして世界中を周り財産を成したそうです。(船乗りって儲かるのかなぁ) 南アフリカで生まれ育った彼ですが、イギリス国籍も保有していたそうです。イギリスには彼のように国籍をいくつも持った人がたくさんいるのですね。 とっても優しくておしゃべり好きな彼でしたが、実は別の顔も持っていて、なんと彼は、あのダ・ヴィンチ・コードにも出てくる「秘密結社(シークレット・ソサイエティ)」のメンバーで、月に一度、見違える程のタキシード姿で集会に通っていたのです。 「秘密結社」とは、主に宗教活動やチャリティ活動を行っている集団ですが、実体はベールに包まれていますよね。集会って一体どんな事をするのでしょうか? ケン氏のように、イギリスには南アフリカで生まれ育ったという人がたくさん居ました。夫によると、南アフリカは主にオランダの支配下にありましたので、イギリスよりもオランダの影響をたくさん受けているというイメージが強いそうです。 「茶色の服の男」 そんなある日、アンはロンドンの地下鉄のホームで、不可解な事件を目撃します。そして事件の現場で謎の暗号が書かれた紙片を拾い、謎を解明しようと勇敢にも南アフリカ行きの客船に飛び乗るのです。 旅行にはラベンダーのオーデコロンが必需品だったことや、船酔いにはバターを塗らないトーストとジンジャーエールが効くなど、クリスティ自身の経験も随所に描かれていて、ファンとしてはたまりません。クリスティ自身は、33才の時に船で世界一周旅行を経験しているそうです。 当時のイギリス人としては、信じられないほどお転婆な主人公アンですが、南アフリカへの旅の途中、燃えるような激しい恋に落ちます。 この作品を読み終えたあとで、この作品が謎解き小説としても注目すべき作品であることがわかりました。 なんでも、クリスティは、彼女の最も有名なあの作品のトリックを、この作品中でリハーサル的に試しているそうです。トリックがフェアかアンフェアかと世界中で論争になったあの作品の事かしらん?と何度も読み直しやっと気付いた私です。 |
![]() 趣のあるロンドンの古いホテル |
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