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今年も残り僅かになりました。今年は皆様にとって、どのような年だったのでしょうか?
さて、私にはかねてから一度訪れたいと思っていた場所がありました。それは、平安時代の天才陰陽師・安倍晴明公を祀っている、晴明神社です。
晴明神社は、京都のどこかにある、とは聞いていましたが、正確な場所を知ったのは、前回のコラムで採り上げた”国際交流会”で御所周辺を訪れた事がきっかけでした。 なんとこの”国際交流会”が行われたホテルの目と鼻の先に晴明神社があると判ったのです!

Episodo.28 悪霊退散?!西洋の魔女、遂に桔梗の咲き乱れる晴明神社を訪れる!

「今年中になんとしても行くぞ〜!」と決心したものの、当日にどしゃぶりの雨に見舞われたり、秋だというのに風のものすごく強い嵐のような日になったりなので、何かに行く手をふさがれているのかしらん?晴明神社は魔よけで有名なので、私の中の魔物が行かせまいとしているのかもしれません。

安倍晴明をはじめとする陰陽師達は、平安時代、主に御所の中の”陰陽寮”という所を拠点とし、夜な夜な出没する怨霊や物の怪、鬼などを退治していたと言われています。また、彼らはすぐれた天文学者でもあり、国のために暦(今でいうカレンダー)を製作したりと、国家機関の一つとして国を支えていました。

中でも飛び抜けた才能で、天皇や貴族から絶大な信用を得ていたのが晴明で、その人間離れしたパワーから、彼は父である安倍保名と、葛葉明神の化身である白狐の間に生まれた子だと言われているのは有名な話です。(晴明は狐のような顔だという事なので、私は野村萬斎さんが演じた晴明が一番イメージに合っていて好きです♪)
晴明は、幼少より鬼や怨霊の姿を見ることが出来たそうですし、鬼や怨霊も晴明を恐れていたそうですから、正に平安京が待ち望んでいたスーパーヒーローような存在ですよね。この辺りは悪に向かって戦う宿命を背負った、ハリー・ポッターに通じるものがありますね。

さて、晴明が暮らしていた屋敷が、一体どこにあったのかには様々な説があります。
晴明といえば、やはりあの”一條戻橋”(いちじょうもどりばし)ですから、橋や現在の晴明神社がある辺りであろう、と言われていますが、最近では、一條戻橋を少し南に下った京都ブライトンホテルの敷地内に屋敷があったのではないかという説が有力だそうです。
全国の晴明ファン達は、このホテルに宿泊し、晴明公への思いに浸っているのかしらん?素敵♪

晴明神社には、晴明公にまつわる映画俳優や作家さん達の絵馬がたくさんありますし、境内やいたる所に見られる桔梗紋も神秘的で、桔梗が咲く時期にだけ販売される”桔梗守り”は、とって もキュート♪憑き物?が取れ、非常にすがすがしい気持ちで帰宅したワタクシです♪(老婆でも憑いてたのかしらん?)
ここで購入したお守りはなぜか娘達に大人気で、「今度は絶対に連れて行って〜!」 とせがまれました。

千年の時を越えた今、晴明様は神社を訪れる老若男女をどんな思いで見ているのかしらん? 気味の悪い事件が毎日のように起こる時代だからこそ、安倍晴明公にす がりたい人がたくさんいるのかもしれませんね。

ところで、一條戻橋とは、”陰陽師”の映画にも度々出てくる、堀川の上にかかった長さ10メートルあるかないかの小さな橋ですが、今から千年以上も前の平安時代から、数々の伝説が生まれた非常に謎めいた橋です。
平安時代には、鬼や怨霊が毎晩のように出没していましたが、最もよく出没していた人気スポットが、御所の大内裏と、大内裏の東北に位置する一條戻橋付近だったそうです!また橋で死人が蘇ったり、晴明が式神(晴明の助手のような神々)を橋の下に隠していた事でも有名です。
今でもこの橋を渡る際に、「無事に渡れますように、無事に元の世界に戻って来られますように。」と祈ってから渡る人もいるそうです。

晴明公は、85歳で亡くなりましたが、死の数年前まで、一條天皇に仕え、たくさんの行事を執り行っていたそうです。

それでは、来年も皆様にとって、素敵な年になりますよう心よりお祈りいたします。

晴明神社
魔よけで有名な晴明神社
晴明神社の井戸
晴明神社の井戸には、魔よけのシンボル、晴明桔梗紋が象られていてかっこいい!
一条戻橋
一条戻橋。夜はきっとこわいんだろうな...